これから初めてロゴ作成をしたいというときには何から始めたら良いかで悩んでしまうかもしれません。ロゴは基本的には素材を組み合わせることによって作り上げられています。まずは素材を集めることから始めるのが基本なので、どんな素材が必要なのかを知っておきましょう。
その準備方法についても紹介するので参考にして下さい。
「企業のロゴ作成をする際にデザイナーが気を付けるべき点とその工程」
ロゴ作成に必要な素材は二つだけ
ロゴ作成に必要な素材は大きく分けると二つしかありません。エンブレムやシンボルなどと呼ばれるロゴの絵に当たる部分と、テキストの二つだけなのです。ロゴは大まかにはこの二つを組み合わせることで作成することができます。
実際にはロゴと文字を一つの画像に合わせてしまったり、両方を一体化したものとしてデザインすることも可能です。ただ、ロゴの使い勝手の良さを考えるとこの二つの素材に分けて考えると良いでしょう。エンブレムだけを使ってブランドイメージを伝えることができるようになるので、テキストを入れるスペースがないときにも活用できるのがメリットです。
また、テキストの入れ方についていくつか別のパターンを作ることによって、ロゴ入れをするスペースの大きさや形状によって適切なものを選択できるようになります。汎用性の高いロゴを仕上げられるのが二つの素材に分けて考える魅力です。
実際にはエンブレムも複数の素材を組み合わせて作ることもできます。また、シンボルになる絵とテキストに加えて、飾りつけになるイラストを追加するといった形でロゴを作る方法もあるでしょう。やり方は色々あるのは確かですが、基本的には集めなければならない素材はイラストなどの絵とテキストの二種類だと理解しておくと集めやすくなります。
テキストはフォントがあれば簡単に作ることができますが、絵は作るのが大変と感じる人もいるでしょう。そのため、絵の調達という点に特に注目して解説を進めていきます。
ロゴの素材は無料のものも使える
ロゴの素材を手に入れる方法として費用がかからず、すぐにでもロゴ作成を始められるほど調達しやすいのは無料素材の利用です。ロゴ作成を目的としているかどうかにかかわらず、著作権フリーで公開されている画像データやフォントはたくさんあります。
ロゴのようにワンポイントで使用するのに適した写真やイラストの画像も豊富にあるので、無料画像の投稿サイトや無料素材サイトで魅力的なものがあるか探してみましょう。ただ、無料の素材をエンブレムやシンボルとして使用するのは問題点もあり、他でも使用されている可能性があります。
オリジナリティーのあるものではないので、利用範囲は限られるというのには留意することが必要です。
既存の素材を購入することもできる
無料の画像素材ではなく有料なら良いのではないかと思う人もいるでしょう。購入することによって自由に使えるようになる素材もたくさんあるので魅力的な素材を手に入れられる可能性は十分にあります。既存の素材の調達なのですぐに手に入れられるのがメリットで、さらに無料素材と違って色々なところで使われているリスクが低いのも魅力です。
ただ、既存の素材を購入するときに注意が必要な点もあります。一般的には個別にライセンスをして排他的な権利を与えるような仕組みになっているわけではありません。他にも購入して何らかの形で使用している可能性があることは否定できないのです。
やはりシンボルとして使用したいときには気を付ける必要があるでしょう。
オリジナルの素材を作ることもできる
無料でも有料でも既存の素材を調達すると他でも使われているリスクがあるのがロゴ作成では問題になりがちです。
そのため、オリジナルの素材を作成して使用するのが最も無難な方法でしょう。オリジナルの素材を作るには写真を撮影して加工したり、イラストを描いたりすることが必要です。
どのようなエンブレムにしたいかを考えて自分で描くこともできますが、外部に依頼して作成してもらうこともできます。プロのイラストレーターに依頼して描いてもらうとコストも時間もかかるのは確かです。しかし、完成度が高くなるのは確かで、納得できるまで何度も書き直してもらうこともできます。
ずっと使っていくロゴならコストをかけてでも良いものにするのが無難な考え方でしょう。一方、クラウドソーシングによって個人に募集をかけることもできます。コンペにしてどんなイメージのエンブレムが良いかを書いて募集すれば、デザイナーやイラストレーターなどがそれぞれ違う視点から応募してくれるでしょう。
具体的なイメージが湧いていないときに特に効果的な素材の調達の仕方です。必要があればコンペの最優秀者に依頼をして微修正をしてもらったり、ロゴの作成まで手掛けてもらったりすることもできるでしょう。
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一括して制作を依頼することもできる
ロゴ作成では素材を集めるところから始めるのが基本ですが、エンブレムやシンボルに使う絵の調達が意外に大変だということがわかります。その負担を軽減しつつ、完成度の高いロゴを作り上げるには全部まとめて業務委託をしてしまうという選択肢もあります。
ロゴ作成の専門企業でなくとも、デザインを手がけていてイラストレーターが所属しているならロゴを作成してもらうことは可能です。請け負える仕事の候補としてオフィシャルサイトなどで挙げられている業者を探せば、経験もあって品質の高いロゴを作り上げてくれると期待できます。
ただ、一括して制作を依頼するときにも素材の提出を求められることがあります。提出があるかどうかによって費用が大きく異なる場合が多いので見積もりを取って費用対効果があるかを見極めるようにしましょう。費用面だけ考えるなら素材を別途外注した方が安上がりになることもあるので、いくつかのパターンで見積もりを取って比較してみるのが良い方法です。
また、素材作成と同様にロゴ作成もコンペでクラウドソーシングを利用することもできるため、合わせて検討してみましょう。
ロゴ作成の素材はオリジナルで作ろう
ロゴ作成に必要な素材は絵とテキストの二種類で、絵の調達が課題になりがちです。エンブレムやシンボルになる素材は既存のものも使えないわけではありませんが、オリジナルのものを作った方がインパクトも高くなります。
自分で制作するのが難しいなら素材単位でもロゴ全体でも制作を依頼することができるので、業者を探すかクラウドソーシングを活用しましょう。